看護師時代の患者さまからのクレームがリアルで怖かった件

看護師

はじめに

看護師へのクレームはよくあることで、医療的なクレーム(医療事故に近いのか!?)や人的クレームです。

私は昔からクレームがすごく苦手で「本当勘弁してください。なんでもします。」みたいになってしまうのです。(いきなり○○万円払え!なんて電話とかかかってきたら、焦ってよく分からんけど振り込むタイプに属すると思います。だからかけてこないでください・・・懇願)

そしていろんなクレームがある中で、私が体験した「そりゃクレームになるよ!」と思うことがありました。なんだから今でもすごく印象に残っているので、今日はその話をしようと思います。

突然師長さんに呼び出されたある日

脳外科という病棟は脳挫傷や脳梗塞、脳出血などで後遺症で麻痺が残ったり言語が喋られなくなったり思っている言葉と違う言語がでたり、いろんな症状の方がいらっしゃいます。

言葉が喋られないから、反応がなく無抵抗だからということでその方への看護を無下にすることは許されないことです。

ある日、たまたま私が担当になった患者さまが言葉を詰まらせながら「俺は今怒っている。看護師を許さん」と言ってきたのです。

!!!!!どうしたんだ!!!!

朝の検温から始まったクレームだったのですが、その方にお話を聞く限りでは個人名もはっきり伝えられ

笑いながら注射を何度もミスされて、謝罪もない。俺はおもちゃではないんだ」と。

・・・!それやばくないっすか?マジっすか?←患者様の前では言ってない。笑

そんなことで、その日の指導者の方に相談し、対応してくださりました。

その日の午後、「ちょっときて」と師長さん。(いやいや、怖いっすよ〜て思いながら、、、)声がでかくて威圧的な師長さんから呼び出され、その患者さまのことを聞かれました。

事情を聞きたかったようで、私がお聞きしたことを伝えただけで終わったのですが、なんとも言えない表情の師長さん。。。

怒るではなく困ったなぁ〜という感じ

個人名を出されていたのですが、結局は犯人探し!←先謝れ〜〜

その後、どうなったのか最後までは分からないのですが、加害者はそこまで罰則を受けなかったこと次の日には無かったことになっていたことが衝撃的でした。

師長さんも怒るというより、本当に困ったお客様のクレームに対応しているという感じ。

お〜い!違うやろがぃ!と突っ込みたくなるところですが、(新人なんで言えないですよね。師長さん強そうやし)

冒頭でも話したのですが、脳外科という病棟の特徴でもあると思うのですが、本人が行っていることが本当なのか不明瞭なところがあったりもするため確信が持てないということもあるのです。

ただ、名前が上がっていた方々だと、確かにあるかも!なんて新人の私でも思ったのでそこをもっと厳しく伝えて〜!と思ったのですが、そんなこともいえず、、、

誰しもが人権を持ち、死ぬ間際まで尊厳を持っていたいと願っていると思うのです。もしボケてしまっても、自分の子だと分からなくなっても、真摯に対応できる看護師でありたいなと思うのです。(今は看護職をしていませんが・・・)

コメント

タイトルとURLをコピーしました